
このたび、JICA(独立行政法人 国際協力機構)の日系社会研修事業(公益財団法人 海外日系人協会受託)の一環として、中南米の日系社会リーダーの皆さまを対象に、日本のそば文化を学ぶ研修を担当しました。


JICAは、日本の政府開発援助(ODA)を担う国際協力機関です。開発途上国への技術協力や人材育成などを通じて、世界各国で国際協力事業を行っています。
今回、その日系社会研修事業の研修プログラムとして、Soba Wellnessが日本のそば文化や技術を伝える研修を担当しました。
テーマは、「日本のそば文化を、それぞれの国でどう活かしていけるか」。
単にそば打ちの技術を学ぶだけではなく、日本のそばの歴史や文化、製粉からそば打ちまでを実際に体験し、それぞれの国や地域での可能性について考えていただくプログラムを実施しました。
日本のそば文化を「見て・学んで・体験する」
研修では、そば打ちだけではなく、日本の食文化や歴史、そばができるまでの工程にも触れていただきました。
- 江戸時代から受け継がれるそばの歴史や文化について学ぶ講義
- 製粉工場の見学
- 石臼を使ってそばの実を挽き、そば粉を作る製粉体験
- 本格的な手打ちそばづくり
- 通常のそばと抹茶そばの食べ比べ



そばの実が粉になり、その粉から一本のそばができあがるまでを、実際に「見て・触れて・作って・食べる」。
日本のそば文化を五感で体験していただきました。
中南米の食文化と組み合わせた、新しいそばの可能性
今回、特に盛り上がったのが、中南米でも馴染みのある食材を取り入れたそばの試食です。
日本のそば文化をそのまま伝えるだけではなく、それぞれの国や地域でどのように活かしていけるのか。
その可能性を一緒に考えるため、今回はキャッサバ粉やマサ粉を取り入れたそばをご紹介しました。


キャッサバ粉は、タピオカの原料にもなるキャッサバから作られる粉で、もちもちとした食感が特徴です。
「まるでタピオカみたい!」「この食感が好き!」といった声もあり、参加者の皆さまにも好評でした。
また、マサ粉はトウモロコシを原料とし、トルティーヤなどにも使われる、中南米の食文化に馴染みのある食材です。
「日本のそば」と「自分たちの国の食材」が組み合わさることで、
「自国でも作ってみたい」
「こんなアレンジもできそう」
といった声も聞かれ、そばを囲みながら、それぞれの国での新しい可能性について話が広がりました。
日本文化を伝えるだけでなく、文化と文化をつなぐ
Soba Wellnessが海外での活動で大切にしているのは、日本のそば文化を一方的に伝えることだけではありません。
日本の伝統や技術を大切にしながら、その土地の食材や食文化と組み合わせることで、その国だからこそ生まれる新しい楽しみ方や価値があると考えています。
そばを打つ。
一緒に味わう。
そして、お互いの国の食文化について話す。
食を通じて人と人がつながり、文化と文化が出会うことも、そばが持つ大きな魅力のひとつです。
今回、JICAの日系社会研修という日本の公的な国際協力事業の中で、Soba Wellnessがそば文化研修を担当する機会をいただけたことは、私たちにとっても大変貴重な経験となりました。
ご参加いただいた研修員の皆さま、そしてJICA、公益財団法人 海外日系人協会をはじめ、今回の研修に関わってくださった皆さまに心より感謝申し上げます。
Soba Wellnessではこれからも、「蕎麦を通じて、人と文化をつなぐ」活動を国内外で続けてまいります。
このような文化交流・団体プログラムをご検討の方へ
Soba Wellnessでは、今回のような国際文化交流をはじめ、学校・企業・各種団体、旅行会社・インバウンドなど、目的や参加者に合わせたそば文化体験をご提案しています。
そば打ちだけでなく、石臼体験、日本の歴史や食文化、その土地ならではの食材や文化を取り入れるなど、目的に応じてプログラムを組み合わせることも可能です。
日本のそば文化を、世界へ。
このような文化交流・団体プログラムをご検討の方へ
